当社では、NASについてはSynology製の商品をお勧めしております。これはパフォーマンスや耐久性などを鑑みてそうさせていただいているところです。

先日、コニカミノルタ製のコピー機をお使いのお客様でNASの入れ替えがありました。その際に、コピー機からのスキャンデータの保存先にNASの共有フォルダを指定しましたが、少し手こずったので備忘録もかねて記事を書いています。

コピー機からのデータ受信という事で、SynologyのSMB設定において、デフォルトはVer2から3となっているところ、Ver1から3に変更しました。ログインアカウントも、パスワード付のものを用意してあります。それだけでは、コピー機側からNASの共有フォルダにログインできない為、スキャンできない事態に陥りました。

NASのエラーログから、コピー機のSMBバージョンがVer1となっていました。これをコピー機メーカーの保守作業を依頼して、Verを引き上げてもらえば解決しそうでしたので、保守依頼をかけました。保守対応を待つ間に、NASのSMB設定を細かくチェックしていたところ、「NTLMv1認証を有効化」というチェック項目がオフになっていたので、オンにしてみたところ、あっさりスキャンが成功。

SMBもさることながら、NTLM認証も採用されていたようです。NTLMもSMBv1も、今ではともに推奨されないプロトコルです。そんなに古くないコピー機で未だにそれが採用されているというのは、メーカーに報告しておく方が良いかも(-_-;)

メーカーに報告しがてら、保守対応をキャンセルしました。
とにかくうまく行って良かったです。富士やキャノンのコピー機の場合にはうまく行っていたんですけどね…

#Synology #NAS #SMB #NTLM #コニカミノルタ #スキャン

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投稿者プロフィール

石谷 智
石谷 智営業部長
パソコン絡みの案件が専門です。迅速な対応を心がけています。

主な担当:パソコンの障害対応、セットアップ、操作指導、サイト構築、画像加工、フォトムービー製作、FileMakerソリューション開発などなど
入社:1990年5月
趣味:ボウリング、映画鑑賞

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