Windowsユーザー様の場合、PCでのメール送受信にOutlookをお使いの方が多いと思います。

最近、WindowsからOneDriveへのバックアップを勧めるダイアログが出てくることがありますが、このバックアップとOutlookの相性が極めて悪いのです。

Outlookのデータファイルは、ログインユーザーのドキュメント内にあるOutlookデータフォルダに保存されます。Outlookを起動している間はこのファイルへの読み書きが頻繁に行われます。それが原因かどうかは不明ですが、OneDriveのバックアップ対象としてドキュメントが選択されている場合、Outlookのデータファイルであるpstファイルが破損するケースがあります。

破損した場合、Outlook起動時に、初めてOutlookを起動したかのようなアカウント作成画面が表示されてきます。そこで新しく出来上がった同名のpstファイルがOneDrive上のファイルに上書きされてしまい、結果今までの送受信履歴やアドレス帳などがすべて消えてしまうのです。こういったケースで災難に合われたお客様が数多くいらっしゃいます。

たまたま、別フォルダに以前のpstファイルが残っている、またはバックアップしてある方は、インポートしていただければバックアップ時点のデータと統合できますが、バックアップ時点から破損時点までの送受信データは取り返すことができません。

マイクロソフト社に、事の真相を訪ねたわけではありませんが、ここまで破損事例があるとなると、警告せざるを得ないと思い記事を書いている次第です。

私自身、職場と自宅とでOnrDriveを使ってデータの同期は行っていますが、デスクトップのみにしています。皆様におかれましても、大きな損害になる前に設定の見直しをされることをお勧めいたします。

(I)

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投稿者プロフィール

石谷 智
石谷 智営業部長
パソコン絡みの案件が専門です。迅速な対応を心がけています。

主な担当:パソコンの障害対応、セットアップ、操作指導、サイト構築、画像加工、フォトムービー製作、FileMakerソリューション開発などなど
入社:1990年5月
趣味:ボウリング、映画鑑賞

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