GoogleがGmailのセキュリティレベルを引き上げてから1年半が経過しますが、弊社への「Gmailへメールが届かない」というお問い合わせは相変わらず続いております。
以前「Gmail宛のメールが届かない!」という題名で記事を投稿いたしましたが、届かない原因は、お使いになられているドメイン設定にGmailが採用しているセキュリティ項目が無いまたは不足しているのが原因である可能性が高いです。
届かない状況を打破するには、SPF、DMARC、DKIMのいずれか又は複数を設定できるメールサーバーを利用すること、またはGoogle Workspace(有料版Gmail)を利用することです。弊社が採用しているメールサーバーではSPFのみしか設定できない為、しかたなく有料版Gmailを採用しました。その結果不達は解消されました。ただし、1メールアドレスにつき680円/月が発生します。
どうも、GmailはSPFではなくDMARC、DKIMを特に判断基準としているようです。DMARCに対応しているレンタルサーバーとしては、エックスサーバーやConoHa WINGなどがあるようですが、詳細はサーバー会社にお問い合わせください。
ちなみに、SPFは『なりすましメールを防止するために、送信者がドメイン所有者であるかどうか判定する機能』、DKIMは『メールに電子署名を付与して送信することでメール内容が改ざんされていないかチェックする機能』、DMARCは『SPF・DKIMの認証に失敗した「なりすまし」の可能性がある危険なメールを、ドメインの所有者がコントロールするための機能』です。Googleとしては、これらの機能を設定されているドメインの信頼性は高いと判断しているのです。
これらの設定が当たり前の状況になるまでは、メール不達問題が解消されることはないでしょう。
(I)
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入社:1990年5月
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