マイクロソフト社はオフィス製品はバージョン2016をもってパッケージ版の取り扱いを終了しました。最新版のバージョン2021以降はデジタルアタッチ版という、OSと同じくPCのマザーボード上にプロダクトキーを書き込んでおき、それをもって認証する方式になっています。
しかも、このバージョン2021が買い切り版の最終バージョンとなり、その後は365に移行することになります。ちなみにバージョン2021のサポート終了は2026年10月に予定されています。
すこし話がそれましたが、このデジタルアタッチ版は、事前にマイクロソフトアカウントで認証しておかないと、再インストールできなくなるケースがあるので注意してください、というお話をします。
デジタルアタッチ版のオフィスは、必ず1度は
マイクロソフトアカウントでWindowsにログインした状態でオフィスを起動し、(※最下段必読)認証を済ませる必要があります。これは、マザーボード交換を伴う修理だけでなく、単なるWindowsのリカバリ作業においても、認証前に作業すると恒久的にオフィスのライセンスキーが失われることになります。
また、デジタルアタッチ版は電話での認証作業もできません。インターネット認証のみとなります。
マイクロソフトアカウントを作ったことが無い場合には、作成するところからとなりますので、少々手間ではありますが、初めのうちに認証を済ませておかないと後で後悔することになるかもしれません。
(I)
※修正 2023/11/28
マイクロソフトアカウントが必須のように書きましたが、法人(ビジネス)向けのデジタルアタッチ版に関しては不要で、インターネットに接続できる状態でオフィス製品の初回起動時に認証が完了するようです。この場合の法人(ビジネス)向けのデジタルアタッチ版というのは、弊社で主に取り扱う中小企業向けのPCに含まれるものを指します。個人向けPCのデジタルアタッチ版に関しては、先に記載の通りマイクロソフトアカウントでログインした状態での認証が必要です。
以上、訂正ならびに補足といたします。
※追伸 2023/11/30
弊社でお勧めしているHP製の法人向けPCの場合、デジタルアタッチ版のオフィスを選択した場合にはすべて法人向けデジタルアタッチ版となるそうです。これは、HomeのOSを選択してもオフィスは法人向けとなるそうです。これはメーカーによってまちまちなようですので、購入される際には少し調べてから購入される方が良いかもしれません。ちなみに、Mouse製のPCの場合、カスタマイズの際にオフィスを個人用か法人用か選択できるようです。
投稿者プロフィール
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